Web クリップ v0.112.0 (2026-11-04) で追加
一日に目を通すもののかなりの部分は、ブラウザで読んでいます。HTML 版の論文、記事、ドキュメントなどです。Web クリップを使うと、ページを離れずに大事な文だけを Graphium に残せます。Chrome の拡張機能が、選んだ文をデスクトップ版の Graphium に送ります。1 回のクリップは 2 か所に入ります。
- メモとして — 選んだ文が、ページを出典としたメモになります。ほかのメモと同じく一覧に並ぶので、あとから別のノートに引用できます。
- そのページのノートの引用として — ページごとに 1 つのノートが Web clips フォルダにできます(表示言語に関わらずこの名前です)。最初のクリップでノート(ページへのブックマークと引用)ができ、同じページからの 2 回目以降のクリップは同じノートの末尾に追加されます。

Web クリップはデスクトップ版(とセルフホストのサーバー)で使えます。拡張機能がやり取りするのは、このコンピューターの Graphium だけです。
準備
拡張機能を入れる。 まだ Chrome ウェブストアには出していません。Graphium のリポジトリを(Code → Download ZIP で)ダウンロードして展開します。Chrome で
chrome://extensionsを開き、右上の デベロッパー モード をオンにして、パッケージ化されていない拡張機能を読み込む からextensions/chromeフォルダを選びます。Graphium とつなぐ。 Graphium を起動しておきます。ツールバーの拡張機能のアイコンを押すと、まだつながっていないので設定が開きます。Graphium とつなぐ を押すと、4 桁の番号が出ます。

Graphium で許可する。 Graphium に ブラウザの拡張機能をつなぎますか? と出ます。拡張機能に出ている番号と同じか見比べて、許可する を押します。拡張機能の画面が つなぎました。 に変われば完了です。

この準備は 1 回だけです。つないだ状態は拡張機能に保存されます。
コードを貼ってつなぐこともできます。 ボタンでつながらないとき(古い版の Graphium やセルフホストのサーバーなど)は、Graphium の 設定 → ストレージ で スマホやブラウザから送る を開き、Web クリップ のペアリングコードを コピー します。拡張機能の設定の 詳しい設定 に貼って 保存 します。

クリップする
| やりたいこと | 操作 |
|---|---|
| 文や段落を残す | 選んで、ツールバーの Graphium のアイコンを押す |
| キーボードで同じことをする | 選んで ⌥⇧C(Windows/Linux は Ctrl+Shift+Y)。キーは chrome://extensions/shortcuts で変えられます |
| 右クリックで同じことをする | 選んで右クリック →「Graphium にクリップ」 |
| 引用なしでページだけ残す | 何も選ばずにアイコン(またはキー)を押すか、ページの上で右クリック →「このページを Graphium にクリップ」。ブックマークだけのノートができます |
ブラウザで開いた PDF では右クリックを使います。 PDF の中で選んだ文は、右クリックの「Graphium にクリップ」でクリップできます。アイコンとキーでは選んだ文を読めないので、ページだけが残ります。
拡張機能の設定は、ツールバーのアイコンを右クリック →「オプション」で開きます。
ツールバーのアイコンに短い印が出ます。✓ は Graphium に届いたとき、… は Graphium が起動しておらず後で送るために取っておいたとき、! はうまくいかなかったときです(アイコンにマウスを載せると理由が出ます)。
「同じページ」とみなす範囲。 アドレスの違いが #見出し の部分や utm_source などの追跡用パラメータだけなら、同じノートに入ります。DOI を持つ論文のページなら、同じ論文の別のアドレス(出版社のページとミラーなど)からのクリップも同じノートに入ります。
ノートを開いているとき。 そのページのノートを Graphium で開いている間にクリップすると、引用がすぐにノートに入り、いつもどおり保存されます。
Graphium が閉じているとき。 拡張機能が最大 200 件を取っておき、次にクリップしたとき・Chrome を起動したとき・拡張機能の設定画面で 今すぐ送る を押したときに送ります。
どこに何が入るか
| 場所 | 中身 |
|---|---|
| メモ | クリップ 1 回につき 1 件。本文は選んだ文の後ろに — <ページの題>。日時はクリップした時刻、出典はそのページです |
| 素材 → URL | そのページが 1 件。同じページからのクリップはこれを共有します |
| ノート → Web clips | ページごとに 1 つ。題を変えても、別のフォルダに移しても、引用の間に自分の考えを書き足しても構いません。後のクリップは末尾に追加されます |
ページのノートを削除する(ゴミ箱に移す)と、そのページからの次のクリップで新しいノートができます。
プライバシーとセキュリティ
- 拡張機能がクリップを送る先は
127.0.0.1(このコンピューターの Graphium)だけです。計測は無く、ほかのサーバーには何も送りません。 - ページを読むのはクリップした瞬間だけ、クリップしたタブだけです。裏ですべてのページを読むことはしません。
- 求める権限は activeTab・contextMenus・scripting・storage と
http://127.0.0.1へのアクセスだけです。 - つなぐと、拡張機能はあなたの Graphium にクリップを送るためのコード(ペアリングコード)を受け取ります。開いている Web ページはこのコードを持たないので、クリップを送れません。コードでノートを読むこともできません。
- つなぐ申し込みは、Chrome の拡張機能からしか受け付けません。Web ページからは申し込めません。ほかの拡張機能が申し込んできても、あなたが許可しなければつながりません。番号が違うとき、自分で Graphium とつなぐ を押していないときは 許可しない を選んでください。
- コードはパスワードと同じように扱います。漏れたら設定の コードを作り直す を押して、拡張機能でもう一度つないでください。
- クリップした文は平文で保存されます。あとでこれらのノートに AI の機能を使うと、ほかのノートと同じように、あなたの AI の接続先へ送られます。
