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機能ロードマップ

Graphium は 2026 年 3 月から小さなリリースを重ねてきました。このページはその振り返りです。「できること」が変わった節目だけを時系列で並べ、マニュアルの該当ページへリンクしています。全リリースの全変更はリリース履歴にあります。

バージョン表記の読み方

各機能ページには、その機能が初めて入ったバージョンのバッジ(例: v0.18.0 (2026-07-15) で追加)が該当セクションに付いています。お使いのアプリがバッジより古い場合は、更新すると使えるようになります。

2026 Q1–Q2 · エディタと来歴の土台

バージョン日付節目
v0.1.02026-03-26最初のリリース。BlockNote ベースのブロックエディタ、来歴ラベル、派生ノート、ノート間の関係を見るネットワークグラフ。
v0.2.02026-04-08PROV-JSON-LD 書き出し — 来歴を W3C 標準の形式で Graphium の外へ持ち出せるようになりました。PDF ブロックと編集履歴の記録も。
v0.3.02026-04-122 つの転換点。アカウント不要でノートが使えるようになり(ローカルの IndexedDB 保存)、デスクトップアプリが登場しました(Tauri シェル、AI バックエンド同梱、自動更新)。AI チャットに履歴が付きます。
v0.3.102026-04-25保存先フォルダを自分で選べるようになりました。同期フォルダを指定すれば、それだけで端末間の同期になります。
v0.5.02026-04-30インラインラベルが一級市民に。文字を選んでツールバーから入力・ツール・パラメータ・出力を印せるようになりました。macOS ビルドの署名・公証もここから。
v0.6.02026-05-05チーム共有ストレージ — 共有フォルダにノートを公開し、他の人が共有したものをフォークできます。

2026 Q2 · 資料からナレッジへ

バージョン日付節目
v0.7.02026-05-21ナレッジ層の骨格が完成。ノートから知見が蒸留され、知見から洞察へ一般化される流れが、出典を引いたまま繋がりました。
v0.8.02026-05-21世界照合 — 主張を鵜呑みにせず、外の知識に対して位置づけられるようになりました。Windows 版デスクトップビルドもここから。
v0.9.22026-05-26PDF や Web ページのリーダービューとサイドピーク — 出典をノートの隣で読み、そこから引用できます。
v0.12.02026-05-28使用量タブ — 機能別のトークンと推定コスト。AI の支出が不意打ちにならなくなりました。
v0.12.32026-05-29スラッシュメニューから自分のナレッジを引用できるように(複数選択対応)。
v0.13.62026-06-04MCP サーバーへの直接接続。AI が外部ツール(Web 検索や自作 API)を呼べるようになりました。
v0.14.02026-06-05PDF や Web ページをノートに翻訳。ページ単位で訳し、図版は本来の位置に戻します。

2026 Q2–Q3 · 選べる AI、辿れる根拠

バージョン日付節目
v0.15.22026-06-08ノート内検索⌘F)。
v0.16.02026-06-19Claude のサブスクリプションを利用 — すでにログイン済みの claude CLI を通すので、API キーが不要になりました。(のちのリリースで廃止: Anthropic の規約がサードパーティアプリからのサブスク認証利用を認めていないためです — AI のセットアップを参照。)
v0.16.52026-06-29全体グラフ — すべてのノート・出典・ナレッジを層に分けて一望できます。
v0.16.62026-06-30チャットでの Web 検索。自分のノートの外にも手が届き、どちらを根拠にしたかが区別されます。
v0.16.82026-07-02関連する 2 歩。答えの根拠を選ぶ3 つのスコープ(外部 / 内部 / このノート)と、チャットからナレッジ化する候補ピッカー。
v0.16.102026-07-03チャットの任意のメッセージを編集・再生成・フォークできるように。@ 参照はノート名の変更に追従します。
v0.17.12026-07-06チャットはノートに紐づき、走り続ける — 回答途中で別のノートに移っても、結果は正しいノートに届きます。
v0.17.32026-07-13ナレッジの成長そのものが来歴に。生成の各段階が PROV のアクティビティとして記録されます。

2026 Q3 · 入口の拡張と構造化

バージョン日付節目
v0.18.02026-07-15版のスナップショット — ある状態を留め、読み取り専用で開き直し、そこから新しいノートを分岐できます。種類を変更メニューも同日。
v0.19.22026-07-23ブロックに紐づくメモ — メモがノート全体ではなく特定のブロックを指せるようになりました。
v0.21.02026-07-26画像から文字を読む処理を端末内で実行。撮影したラベルやスクリーンショットが検索対象になります。
v0.23.02026-07-28step ブロック — 1 つの作業をまとめる本物の容器。前後リンクがグラフの順序になります。
v0.23.12026-07-29スマホで記録し、デスクトップで受け取る。自分のクラウドストレージを経由します。
v0.24.02026-07-30LaTeX を知らなくても数式を書けるように(記号パレット付きの視覚エディタ)。スマホでの記録が実験的機能から正式機能になり、画像の文字読み取りは取り込み時と一括でも動くようになりました。
v0.25.02026-07-30このマニュアルを /Graphium/manual/ で公開(日英)。
v0.26.02026-07-30音声メモをスマホの Graphium 内で録音できるように — 録って、聴き直して、記録。OS の録画画面に飛ばされなくなりました。
v0.27.02026-08-03カラム — ブロックを横に並べられるように。スラッシュメニューから挿入、ブロックの端へのドロップで作成、隙間のドラッグで幅変更。狭い画面では自動で縦積みになります。
v0.30.02026-08-09グラフから手順を組み立てる — フロービューがノードエディタになりました。手順の追加・改名、サイドパネルでのインプット・ツール・アウトプット・パラメータの記入がすべてノート側の表に反映されます。
v0.31.02026-08-12ノートから共有エントリを引用/ メニューの 共有エントリを引用 で、チームの共有フォルダにあるノート・文献・データファイルの引用カードを挿入できます。カードは軽いスナップショットを持つのでオフラインでも表示でき、その場の更新には追従し、大きな改版では勝手に変わらず「新しい版があります」と知らせます。
v0.32.02026-08-13読みやすい行幅がデフォルトに — 広い画面では本文が中央のカラムになります。表やチャートを広く見たいノートには、ノート単位の幅いっぱいに表示があります。
v0.33.02026-08-13GitHub Copilot のプランで AI を使えるように — API キー不要で、サインイン済みの copilot CLI を通します。Claude サブスクリプションのプロバイダーを廃止したのもこのリリースです。
v0.34.02026-08-13時系列テーブルとチャート — 行を足すと日時が自動で入り、チャートブロックはノート内の表を論文にも使える見た目で描きます(複数の表の重ね描き、単位が違うときの左右 2 軸)。時系列・ノート参照は 1 種類のテーブルの切り替え式ふるまいになり、読みやすさ(色)のプリセットも加わりました。
v0.35.02026-08-13ノートの中で計算するtarget = 5 g と書けば、記録のあるその場で、単位を保ったまま秤量の計算ができます。⌘K はどの画面からでも開くようになり、画像を中の文字で探せるようになりました。ブロックは ⌘D複製できます。
v0.36.02026-08-14測定データを表にする — 装置が吐く .csv / .txt / .dat を、前置きや後書きごと読み込んで表にします。どの行をどう区切って読んだか、前置きに書かれた測定条件も、表と一緒に来歴として残ります。チャートは系列ごとのスタイル(線種・マーカー)と、スペクトルを縦にずらして比べる積み重ねに対応しました。
v0.37.02026-08-14同じファイルが二度入らなくなりました — すでにライブラリにあるファイルを入れ直すと、二枚目を残さずに既存の素材を使い回します。見ているのは中身なので、名前を変えたコピーも同じものと分かりますし、IMG_0001.jpg という名前の別々の写真は別々のまま残ります。
v0.38.02026-08-17チャートが素材のデータを直接描けるように — 系列の参照先に、ノートの表だけでなく素材ライブラリの .csv / .txt / .dat を選べます。過去の測定や文献のパターンを、表を貼らずに別のノートの図に重ねられます。
v0.39.02026-08-17検索がノートの本文と素材の中身に届くように⌘K とノート一覧が、ノートを本文の語で、素材を中のテキスト(PDF の本文、URL の抜粋、画像の OCR)で探せます。この端末の中に作られる全文の索引を使うので、AI モデルは要らず、オフラインでも動きます。索引の中身(断片と語彙)は設定 → ストレージから見られます。AI チャットの内部参照は、まずナレッジページを、次に質問と語が重なるノート本文・素材の短い断片を「生の材料」として読みます。
v0.40.02026-08-20過去の手順から引き継ぐ — ステップのアイコンから、これまでに書いた手順の名前を選べます。選ぶと、その手順で記録したパラメータ・素材・道具が候補に出て、空欄のまま入ります(値は今回のものを書きます)。書かれていた場所は保たれ、素材に付いていた条件は素材の欄へ戻ります。あわせてプロセス一覧がサイドバーに加わり、ノートごとの手順の流れを並べて見られるようになりました。
v0.41.02026-08-21プロセスをコピーして新しいノートに — プロセス一覧から過去のプロセスを選び、丸ごとコピーして次の試行を始められます。どこから来たかは両方のノートの系譜に残ります。
v0.42.02026-08-24別のノートのアウトプットを、このステップのインプットとして参照 — 前手順チップがノートを跨ぎます。ノート → ステップ → アウトプットと選ぶと、受け取る側のインプット表に行が入り、行の名前は参照元へ戻れる青いリンクに。属性は選んだ時点の値がコピーされて自由に編集でき、参照元の現在の値は読み取り専用で見え続けます。改名には追随し、参照元が消えたときは誤った推測ではなくリンク切れとして示します。
v0.43.02026-08-25グラフが、並べた形を覚えるように — ノードをドラッグすると、その並びがグラフごとに保存され、開き直しても別の端末でも保たれます。背景を Shift + ドラッグすればまとめて選んで部分グラフごと動かせ、選択は矩形で囲まれたまま残ります。手で並べたグラフには自動レイアウトが手を出さず、あとから増えたノードは並びの近くに加わるだけ。↺ でいつでも自動配置に戻せます。どのグラフビューでも同じ操作・同じ見た目です。
v0.44.02026-08-25ナレッジもチームへ渡せるように — 要約・知見・洞察も、ノートと同じように共有・Fork できるようになりました。Fork したものが入るのは、ノートではなく自分のナレッジです。引き継がないのは作った人の来歴で、その ID は相手の手元しか指さないため、Fork は来歴を空にして「どこから来たか」だけを残します。ノートもナレッジも一覧からまとめて共有でき、1 件ずつ順に進んで、最後に共有・更新・失敗の内訳が出ます。共有エントリは、ノートの中から探す代わりに、ライブラリでリンクをコピーして貼りたい場所に貼る形でも引用できます。
v0.45.02026-08-25AI が「なぜそれを見つけたか」が見えるように — 洞察のスキャンが実測したカバレッジ(「視野 n/m 件」)を報告するようになりました。「新しい洞察なし」が、全部見た上で無かったのか、まだ残りに届いていないだけなのかを見分けられます。1 回の取り込みにかけるコストは隠れた上限ではなく設定項目になり、コーパス全体の実行は全件を見るのに必要な呼び出し回数を実行前に教えてくれます。洞察テスト は同梱のテスト用知見で選んだモデルの力量を測るので、素材の問題かモデルの問題かを切り分けられます。残る数値とその理由はよくある質問に全部並べました。これまで黙って検索の精度を落としていた埋め込みの失敗も、知らせるようになりました。
v0.46.02026-08-28AI アシスタントから自分のノートに尋ねられるように — Graphium が MCP サーバーとしても動くようになりました。Claude Desktop・Claude Code・Cursor など MCP に対応したクライアントから、ノートを検索し、手順を材料・道具・条件つきで順番に読み、ある装置を使ったノートを横断で探し、来歴をさかのぼり、会話で出た結論を新しいノートとして書き戻せます。ファイルを直接読むので、Graphium を起動しておく必要はありません。返ってくるものには、どのノートのどのブロックから来たかが必ず付きます。やらないのは来歴の推測で、作られたノートに残るのは「書き込みが起きた」という事実(誰の依頼か・どのクライアント経由か・どのモデルが書いたか)だけです。
v0.47.02026-08-28見出しの下を畳めるように — 見出しにマウスを乗せると左に小さな矢印が出て、クリックすると次の同じ階層(またはそれより上)の見出しまでが畳まれます。矢印は普段は引っ込んでいるので見出しは普通の見出しに見え、畳んでいる間は出たままになるので、そこに何かが隠れていることは分かります。折りたたみはノートの中身ではなく表示の設定です。ファイルには何も書かれないので、書き出しても Markdown にしても来歴グラフでも本文はそろっていますし、畳んだ状態はその端末にだけ残ります。

要望をお寄せください

Graphium は、使ってくださる方と一緒に育てていきたいと思っています。欲しい機能が足りない、あるいは今あるものが使いにくい——そうしたことがあれば、ぜひ教えてください。X の @kumagallium か、GitHub のイシューへどうぞ。

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