設定
Graphium の設定はすべて 1 つのモーダルに入っています。サイドバー下部の 設定 をクリックして開きます。モーダルには 7 つのタブ — 表示・言語、ストレージ、AI、照合データ、ナレッジ管理、使用量、アプリ情報 — があり、セットアップの順に並んでいます。初回の設定は、上から下・左から右に読み進めれば足ります。このページは各タブのマップです。ワークフロー全体は、各セクションからリンクした詳細ページで説明しています。

環境による違い
一部のグループは特定の環境にだけ現れます。フォルダの選択、共有、モバイルからの受け取り、更新の確認にはデスクトップアプリが必要です。該当するものは、下の各表に注記しています。
表示・言語
Graphium の見た目と読みやすさ。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| 言語 | UI を English と 日本語 で切り替えます。 |
| 読みやすさ(フォント) | ラテン文字と日本語のフォントを独立に設定します。ラテン文字フォントは英数字に、日本語フォントはひらがな・カタカナ・漢字に適用されます。 |
| 画面の大きさ v0.84.0 (2026-09-30) で追加 | ウィンドウ全体を小さく・大きくします。デスクトップアプリでは 50% から 150% までの倍率を選べ、選んだ時点で反映されます(倍率は覚えています)。ブラウザ版ではブラウザ自身の拡大縮小を案内するだけです。 |
| 新しいノートを A4 の幅で始める v0.85.1 (2026-10-01) で追加 | オンにすると、自分で始める新しいノートが A4 の幅で始まります。効くのは、白紙のノート(サイドバーの新規ノート・フォルダの中の新規ノート・@ メンションから作るノート)、テンプレートから作るノート、取り込んだノート(Word・Markdown・URL・PDF)、計画の表の行から作るノートです。テンプレートが自分の幅を持っているときはそれに従います。派生したノートは元のノートの幅に、共有から取り込んだノートは共有した人の設定に従い、既存のノートも変わりません。初めはオフで、保存 で確定し、デスクトップの幅のときだけ表示されます。 |
| これまでのノートも A4 にする / A4 のノートをすべて標準に戻す v0.85.1 (2026-10-01) で追加 | すぐ上の設定の下に並ぶ 2 つのボタンで、デスクトップの幅のときだけ表示されます。押すと確認が出て、そのあと自分のノートの幅を 1 件ずつ書き換えます。進み具合(たとえば 120 / 300 件)と 止める ボタンが出て、止めたときはもう一度押すと続きから進みます。書き換えるのは幅だけで、一覧に出る更新日時とその並び・ノートに記録された履歴・ほかの内容は変わりません。幅いっぱいにしてあるノートとゴミ箱のノートはそのままです(アーカイブしたノートは含みます)。開いているノートはその場で切り替わります。上のボタンは A4 でないノートを A4 にし、下のボタンは A4 のノートすべてから A4 を外して標準の幅に戻します。 |
| 来歴ラベルの表記 | アプリ全体で表示される来歴ラベルの名前を変更します。ラベルと来歴を参照。 |
ラテン文字フォントの選択肢は デフォルト(Inter)、Atkinson Next + 数字 Inter(dyslexia 配慮)、Atkinson Next 単体(数字もスラッシュ 0)、Lexend(読み速度最適化 / NASA 共同研究) です。日本語フォントの選択肢は デフォルト(OS のシステムフォント)、Zen Kaku Gothic New(本文向き、字間ゆったり)、BIZ UDPGothic(UD 配慮 / モリサワ × 政府) です。
フォントの隣に 読みやすさ(色) v0.34.0 (2026-08-13) で追加 があります(「文字と紙の色をプリセットから選べます」)。選択肢は デフォルト(緑がかった紙)、高コントラスト(文字を濃く) — 本文のコントラスト比が約 14:1 から約 18:1 になります — そして背景の緑みをなくす 白い紙(背景を純白に) です。

来歴ラベルの表記(既定で畳まれているグループです。見出し横の くわしく を押すと長い説明が開きます)では 5 つのラベルの名前を変えられます。既定は ステップ、インプット、ツール、パラメータ、アウトプット で、各行には対応する PROV-DM の役割(prov:Activity、prov:used、prov:Entity、prov:wasGeneratedBy)が表示されます。欄を空にすると既定の名前が使われます。デフォルトに戻す を押せば、カスタム名を一度に全部消せます。
ストレージ
ノートがどこに置かれ、端末間をどう移動するか。詳細は保存と同期にあります。上の 2 つは畳まれていません。残りは既定で畳まれた 2 つの束に入っていて、必要なときに開きます。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| ノートの置き場所 | デスクトップ版のみ — ノート・メディア・ナレッジを保存するフォルダを変更します(Dropbox / Drive / OneDrive の同期フォルダを指定すれば、OAuth なしで同期できます)。 |
| 書き出しとバックアップ | 全ノートを Markdown ファイルとして、または全ノート・ナレッジ・スキルドキュメントを含む生データの JSON バックアップとしてダウンロードします。 |
| 人と共有する | 既定で畳まれているグループで、3 つの設定が入っています。あなたの名前(表示名とメール。共有ノートと来歴エントリの author として使われます)、チームと共有(デスクトップ版のみ — 共有フォルダ〈研究室の NAS、同期フォルダなど〉と、大きなバイナリ用の Blob フォルダを指定します。接続テスト で往復の確認ができます)、スマホから送る v0.23.1 (2026-07-29) で追加(スマホでの記録のデスクトップ側です。スマホで Graphium を開く QR コード、記録を受け取る同期フォルダを指定する 受信フォルダ、そして 処理済みファイルを _imported/ に残す のオプションがあります。スマホでの記録を参照)。 |
| 詳しい設定 | 既定で畳まれているグループで、検索インデックス v0.39.0 (2026-08-17) で追加 が入っています。ノート本文・ナレッジ・素材のテキスト(画像の OCR、URL の抜粋、PDF)を全文検索するための、この端末の中の索引です。⌘K の検索と AI チャットの横断検索が使います。索引済みのソース数と断片数が表示され、検索結果がおかしいときは 索引を作り直す で消して作り直せます。中身を見る で索引そのものを開けます。断片 は索引済みのソース一覧で、開くと「どんな断片に切られたか」と「各断片がどんな語に分割されて索引されたか」(日本語の切れ目)が見え、語を打つと試し検索になります。語彙 は索引に入っている語の一覧(数字はその語を含む断片の数)で、絞り込めます。ノートのデータには書き込みません。 |
WARNING
ノートの置き場所 を変えても、既存のノートは自動では移動しません。先に旧フォルダの中身を新しいフォルダへコピーしてから、Graphium を再起動してください。
AI
AI 関連のすべて。まず状態表示、次にモデルの登録、任意の追加設定と続き、最後にあまり触らない設定を 2 つの折りたたみにまとめてあります。手順の全体は AI のセットアップにあります。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| 状態表示 | モデルが 1 つも登録されていなければ AI はまだ使えません と AI を登録する の近道が、登録済みなら AI が使えます(使用中のモデル名つき)が表示されます。 |
| 登録済みモデル | モデルを追加・管理します — Anthropic、OpenAI、Google Gemini、OpenAI 互換のエンドポイント、GitHub Copilot のサブスクリプション。モデルごとの単価も任意で設定できます。モデルを 1 つ以上登録すると、一覧は名前を並べた 1 行に畳まれます。見出しを押すと開きます。 |
| モデルの割り当て | モデル一覧のすぐ下に常に表示されます: デフォルトモデル(専用のモデルを空欄にした AI 機能はすべてこれを使います)、チャットモデル、埋め込みモデル(埋め込みテスト で確認できます)。それぞれの くわしく に、どの機能が使うかと、空欄のときにどのモデルへ回るかを書いています。 |
| 音声ノート | デスクトップ版だけ。モデルの割り当てのすぐ下にあり、モデルを登録する前から出ます(文字起こしはこのパソコンの中で動くため)。音声モデル・言語・よく使う用語・録音中に文字起こしを進める・清書と要約に使う AI モデル を設定します。音声ノートを参照。 |
| ナレッジ | 試験的ではない、取り込みと点検の設定です: |
| 資料の要約ページを作る v0.89.14 (2026-10-20) で追加 | 全員が既定オフ。オンにすると、PDF・URL の取り込みで、その資料の要約ページを 1 枚書きます(資料 1 件につき AI 呼び出しが 1 回増えます)。要約はトピックと同じ決まり(1 文ごとに出典)で書かれ、出典照合にかけられます。同じ資料を取り込み直すと既存の要約を書き直します。ノートと Word には作りません。 |
| 自動点検を AI 解析(フル)にする v0.79.0 (2026-09-18) で追加 | 取り込み直後・起動時 24h ごとに自動で走る点検を、機械判定だけのクイックから AI 解析まで行うフルへ切り替えます(既定はオフ。オンにした人だけ、自動の点検で AI を呼びます)。オンでも直す・統合する・リンクするのは人のままです。ログと手入れを参照。 |
| 外部ツールとの接続(MCP) | 既定で畳まれているグループで、MCP サーバー v0.13.6 (2026-06-04) で追加 が入っています。外部のツールサーバーを直接つなぎます — サーバーの README から JSON を貼る、手動入力 で 1 件ずつ設定、または レジストリから 候補を引く。 畳んだ行に、登録しているサーバーの数が出ます。 |
| 試験的な機能 v0.92.0 (2026-10-20) で追加 | いちばん下の、既定で畳まれているグループです。どれかをオンにしていると、畳んだ行に名前が出ます(例: オンにしているもの: 世界照合・知見・洞察)。中身は次のとおりです: |
| 世界照合を使う v0.75.0 (2026-09-16) で追加 | 世界照合のマスタースイッチ(初めて使うときはオフ、以前から使っている場合はオン)。オフにすると、照合のボタンと列がどこからも隠れます。ノートに保存済みの照合結果は残ります。 |
| 世界照合 | 自動で世界照合する をオンにしたり、専用の照合モデルを任意で設定します。世界照合を参照。 |
| 自動で出典照合する | 自動照合トグルの直下にあります。オンにすると、新しく作られた・更新された知見とトピックを、出典 1 件ごとに AI を呼びながらバックグラウンドで 1 件ずつ照合します(既定オフ)。自動で出典照合するを参照。 |
| AI が自分で検索し直す v0.93.0 (2026-10-21) で追加 | 既定はオフです。オンにすると、内部参照 または 外部参照 のチャット(とノートを開いていないチャット)で、AI が言い換えてノート・トピック・知見・素材をもう一度探したり、断片では足りないページを全文で読んだりします。応答は少し遅くなり、AI の利用量も増えます。読むだけで、何も書き換えません。AI に検索し直してもらうを参照。 |
| 知見を使う v0.78.0 (2026-09-17) で追加 | 知見のマスタースイッチ(初めて使うときはオフ、以前から使っている場合はオン)。トピック(資料から直接作られる)は常にオンで、知見は Graphium 独自の拡張で、ノートや資料に含まれる命題(「Y のとき X になる」など)を、1 つの命題につき 1 件として、あるだけ取り出します。実験固有の詳細は除き、他の文脈でも使える形で書きます。オフにすると取り込みで知見の抽出をしなくなります(トピック段は引き続き走ります)。作成済みの知見は残り、1 件以上あれば引き続き表示されます。知見をオフにすると洞察も自動でオフになります(洞察は知見から作るため)。 |
| 洞察を使う v0.75.0 (2026-09-16) で追加 | 洞察のマスタースイッチ(初めて使うときはオフ、以前から使っている場合はオン。知見を使うがオフの間は無効化)。オフにすると、サイドバーと一覧から洞察が隠れます。作成済みの洞察は残ります。 |
| 洞察の発見 v0.45.0 (2026-08-25) で追加 | 洞察モデル(任意、未指定ならチャットモデルにフォールバック)を 洞察テスト で力量確認、続いて 取り込み時のスキャン回数(上限) — ノートをナレッジに取り込むたび、洞察のスキャンに使ってよい LLM 呼び出し回数の上限です(既定 3。0 にすると取り込み時には探しません)。ナレッジ層を参照。 |
| Asterism と連携する | 知見を Asterism(知識グラフ)に渡し、規則に反する観察を見つけられるようにします。既定はオフです。 |
ブラウザ版にはバックエンドがないため、このタブにはアップグレードの案内が表示されます。MCP サーバーには 2 種類あり、ローカル(Graphium が起動・管理する。デスクトップアプリのみ)と リモート(起動済みのサーバーに URL で接続する)です。
TIP
検索系の MCP サーバー(例: Tavily)を追加すると、どのモデルでも外部参照がライブの Web を検索できるようになります。チャットと Ask (Cmd+K)を参照。
照合データ
世界照合が突き合わせる知識ベースのブラウザです。最初は空で、放っておいても自然に育ちます。照合が KB を外れるたび、モデルの判定がここにキャッシュされて再利用されるので、照合は使うほど速く・安くなります。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| エントリ一覧 | KB のエントリを検索・絞り込みします。各エントリには seed バッジ(手キュレーションの同梱)か model バッジ(モデル判定からのキャッシュ)が付きます。 |
| 個別の削除 | キャッシュエントリを 1 件ずつ削除します。seed エントリは UI からは削除できません。 |
| 沈殿エントリを一括削除 | モデル由来のキャッシュエントリをまとめて消し、同梱の seed セットは残します。 |
ナレッジ管理 v0.81.1 (2026-09-18) で追加
編集可能なナレッジスキーマはこのタブではなく、サイドバーのスキル一覧にあります。これは1件だけの組み込み文書であり、ナレッジ件数、検索、グラフには含まれません。初回作成時だけ、その時点の UI 言語に合わせた既定本文が保存されます。その後に UI 言語を変えても自動翻訳・上書きされません。意図して別言語の同梱既定本文へ置換するときは、ナレッジスキーマを開いて確認付きの言語切替を使います。保存した規約は以後のトピック・問答(Q&A)・知見の生成へ適用され、編集、言語切替、リセットで既存ページが自動再生成されることはありません。
ナレッジ層のメンテナンス作業です。いずれも LLM を呼ぶので、各ジョブは実行前に確認を求め、トークンのコストは使用量タブに記録されます。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| 接続状態 | バックエンドの各コンポーネントの状態を表示します。デスクトップアプリでは バックエンドを再起動 ボタンも出ます。 |
| 全ナレッジの埋め込みを作り直す | AI チャットの引用検索を支える埋め込みを作り直します。引用の検索が動かなくなったときに使います。索引に今選んでいる埋め込みモデルのベクトルが残っているかも(全件走査せず)軽く確認し、モデルが変わって作り直しが要りそうなときはここに 1 行の案内を出します——費用が API キーにかかるため、自動では作り直しません。 |
| トピックを整理 v0.75.0 (2026-09-16) で追加 | 同じ概念を指す既存のトピックどうし(表記ゆれ・助詞の有無・細かすぎる事例単位のトピックなど)を統合し、ページをまとめます。トピックページどうしの統合だけを行い、知見をトピックへ割り当てることはしません(2026-09-17 変更)。統合されたトピックは完全削除ではなくゴミ箱へ送られます。 |
| トピックに種類を付ける v0.89.15 (2026-10-20) で追加 | 種類の無いトピックがあるときだけ出ます。未分類のトピックのタイトルと定義の 1 文を 50 件ずつ AI に渡し(呼び出し回数は実行前に表示)、種類(概念・物質・材料・手法・装置・人・組織・場所)を書き戻します。本文は変えません。種類はナレッジ一覧の種類列と、全体グラフの「トピック: …」の表示切替に使います。各トピックの種類はページのバナーで直せます。 |
| ナレッジの一括再生成 | プロンプトやモデルを変えたあと、既存のナレッジページを作り直します。対象の種類 のフィルタ(トピック / 知見 / 洞察 — 要約は新規生成を停止済みのため対象外)、任意のモデル指定、キャンセル、失敗したナレッジだけ再試行 に対応しています。トピックは資料から作り直すため、トピックを含む一括実行はページ数ではなく資料数ぶん AI を呼びます — 対象件数の横に AI 呼び出し回数を出し、トピックを含むときは実行前に確認します。 |
| 知見をまたぐ洞察を発見 | 知見を似たもの同士のクラスタに分けて順にスキャンし、知見の中にある関係の型を洞察として取り出します(同じ型の知見は 1 件にまとめます)。すべての知見が一度は視野に入るまで回り、必要な LLM 呼び出し回数は手持ちの知見から計算して実行前に表示されます。途中で停止もできます。 |
使用量
v0.12.0 (2026-05-28) で追加AI 使用量 のダッシュボードです。AI 機能ごとのトークン消費量が見えるので、いまの構成にどれだけかかっているかが常に分かります。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| 期間 | 時系列のトークン チャートの粒度を 日・月・年 で切り替えます。 |
| 合計 | 合計トークン と 想定コスト。想定コストは AI タブで設定したモデルごとの単価から計算されます。 |
| 機能別の内訳 | Graphium のどの部分がトークンを使ったのかを、機能ごとに分解します。 |
| 通貨 | コストを USD か JPY で表示します。1 USD = ¥ の為替レートは編集できます。 |
| コストを再計算 | 直近 90 日分のコストを、現在のモデル単価で計算し直します。 |
サブスクリプションのモデルは別扱いで、Subscription(従量課金なし) と表示されます。トークン単位の課金がないためです。使用量の記録にはデスクトップアプリが必要です。
アプリ情報
アプリの身分証。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| アプリ情報 | アプリ名と バージョン を表示します。 |
| 更新 | デスクトップ版のみ — Graphium は起動時と 24 時間ごとに自動で確認します。更新を確認 を押せば、その場で確認でき、新しいバージョンが見つかればそのまま更新もできます。デスクトップアプリを参照。 |
ブラウザ版では、更新 のグループは「更新の確認はデスクトップ版でのみ利用できます」と表示するだけです。
