設定
Graphium の設定はすべて 1 つのモーダルに入っています。サイドバー下部の 設定 をクリックして開きます。モーダルには 7 つのタブ — 表示・言語、ストレージ、AI、照合データ、ナレッジ管理、使用量、アプリ情報 — があり、セットアップの順に並んでいます。初回の設定は、上から下・左から右に読み進めれば足ります。このページは各タブのマップです。ワークフロー全体は、各セクションからリンクした詳細ページで説明しています。

環境による違い
一部のグループは特定の環境にだけ現れます。フォルダの選択、共有、モバイルからの受け取り、更新の確認にはデスクトップアプリが必要です。該当するものは、下の各表に注記しています。
表示・言語
Graphium の見た目と読みやすさ。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| 言語 | UI を English と 日本語 で切り替えます。 |
| 読みやすさ(フォント) | ラテン文字と日本語のフォントを独立に設定します。ラテン文字フォントは英数字に、日本語フォントはひらがな・カタカナ・漢字に適用されます。 |
| 来歴ラベルの表記 | アプリ全体で表示される来歴ラベルの名前を変更します。ラベルと来歴を参照。 |
ラテン文字フォントの選択肢は デフォルト(Inter)、Atkinson Next + 数字 Inter(dyslexia 配慮)、Atkinson Next 単体(数字もスラッシュ 0)、Lexend(読み速度最適化 / NASA 共同研究) です。日本語フォントの選択肢は デフォルト(OS のシステムフォント)、Zen Kaku Gothic New(本文向き、字間ゆったり)、BIZ UDPGothic(UD 配慮 / モリサワ × 政府) です。
フォントの隣に 読みやすさ(色) v0.34.0 (2026-08-13) で追加 があります(「文字と紙の色をプリセットから選べます」)。選択肢は デフォルト(緑がかった紙)、高コントラスト(文字を濃く) — 本文のコントラスト比が約 14:1 から約 18:1 になります — そして背景の緑みをなくす 白い紙(背景を純白に) です。

来歴ラベルの表記 では 5 つのラベルの名前を変えられます。既定は ステップ、インプット、ツール、パラメータ、アウトプット で、各行には対応する PROV-DM の役割(prov:Activity、prov:used、prov:Entity、prov:wasGeneratedBy)が表示されます。欄を空にすると既定の名前が使われます。デフォルトに戻す を押せば、カスタム名を一度に全部消せます。
ストレージ
ノートがどこに置かれ、端末間をどう移動するか。詳細は保存と同期にあります。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| ローカル保存先 | デスクトップ版のみ — ノート・メディア・ナレッジを保存するフォルダを変更します(Dropbox / Drive / OneDrive の同期フォルダを指定すれば、OAuth なしで同期できます)。 |
| あなたの identity | 表示名とメールを設定します。共有ノートと来歴エントリの author として使われます。 |
| 共有ストレージ | デスクトップ版のみ — 共有フォルダ(研究室の NAS、同期フォルダ)と、大きなバイナリ用の Blob フォルダを指定します。接続テスト で往復の確認ができます。 |
| モバイル送信 v0.23.1 (2026-07-29) で追加 | スマホでの記録のデスクトップ側です。スマホで Graphium を開く QR コード(ストレージへの接続はスマホ側で行います)、記録を受け取る同期フォルダを指定する 受信フォルダ、そして 処理済みファイルを _imported/ に残す のオプションがあります。スマホでの記録を参照。 |
| エクスポート / バックアップ | 全ノートを Markdown ファイルとして、または全ノート・ナレッジ・スキルドキュメントを含む生データの JSON バックアップとしてダウンロードします。 |
| 検索インデックス v0.39.0 (2026-08-17) で追加 | ノート本文・ナレッジ・素材のテキスト(画像の OCR、URL の抜粋、PDF)を全文検索するための、この端末の中の索引です。⌘K の検索と AI チャットの横断検索が使います。索引済みのソース数と断片数が表示され、検索結果がおかしいときは 索引を作り直す で消して作り直せます。中身を見る で索引そのものを開けます。断片 は索引済みのソース一覧で、開くと「どんな断片に切られたか」と「各断片がどんな語に分割されて索引されたか」(日本語の切れ目)が見え、語を打つと試し検索になります。語彙 は索引に入っている語の一覧(数字はその語を含む断片の数)で、絞り込めます。ノートのデータには書き込みません。 |
WARNING
ローカル保存先 を変えても、既存のノートは自動では移動しません。先に旧フォルダの中身を新しいフォルダへコピーしてから、Graphium を再起動してください。
AI
AI 関連のすべて。セットアップの流れの順に並んでいます。まずモデルを登録し、次に役割へ割り当て、最後に任意の追加設定です。手順の全体は AI のセットアップにあります。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| 登録済みモデル | モデルを追加・管理します — Anthropic、OpenAI、Google Gemini、OpenAI 互換のエンドポイント、GitHub Copilot のサブスクリプション。モデルごとの単価も任意で設定できます。 |
| モデルの割り当て | 登録済みモデルのどれがどの役割を担うかを選びます: デフォルトモデル、チャット・洞察モデル(洞察テスト で力量を確かめられます v0.45.0 (2026-08-25) で追加)、埋め込みモデル(埋め込みテスト で確認できます)。 |
| 世界照合 | 自動で世界照合する をオンにしたり、専用の照合モデルを任意で設定します。世界照合を参照。 |
| 洞察の発見 v0.45.0 (2026-08-25) で追加 | 取り込み時のスキャン回数(上限) — ノートをナレッジに取り込むたび、洞察のスキャンに使ってよい LLM 呼び出し回数の上限です(既定 3。0 にすると取り込み時には探しません)。ナレッジ層を参照。 |
| MCP サーバー v0.13.6 (2026-06-04) で追加 | 外部のツールサーバーを直接つなぎます — サーバーの README から JSON を貼る、手動入力 で 1 件ずつ設定、または レジストリから 候補を引く。 |
ブラウザ版にはバックエンドがないため、このタブにはアップグレードの案内が表示されます。MCP サーバーには 2 種類あり、ローカル(Graphium が起動・管理する。デスクトップアプリのみ)と リモート(起動済みのサーバーに URL で接続する)です。
TIP
検索系の MCP サーバー(例: Tavily)を追加すると、どのモデルでも外部参照がライブの Web を検索できるようになります。チャットと Ask (Cmd+K)を参照。
照合データ
世界照合が突き合わせる知識ベースのブラウザです。最初は空で、放っておいても自然に育ちます。照合が KB を外れるたび、モデルの判定がここにキャッシュされて再利用されるので、照合は使うほど速く・安くなります。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| エントリ一覧 | KB のエントリを検索・絞り込みします。各エントリには seed バッジ(手キュレーションの同梱)か model バッジ(モデル判定からのキャッシュ)が付きます。 |
| 個別の削除 | キャッシュエントリを 1 件ずつ削除します。seed エントリは UI からは削除できません。 |
| 沈殿エントリを一括削除 | モデル由来のキャッシュエントリをまとめて消し、同梱の seed セットは残します。 |
ナレッジ管理
ナレッジ層のメンテナンス作業です。いずれも LLM を呼ぶので、各ジョブは実行前に確認を求め、トークンのコストは使用量タブに記録されます。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| 接続状態 | バックエンドの各コンポーネントの状態を表示します。デスクトップアプリでは バックエンドを再起動 ボタンも出ます。 |
| 全ナレッジの埋め込みを作り直す | AI チャットの引用検索を支える埋め込みを作り直します。引用の検索が動かなくなったときに使います。 |
| ナレッジの一括再生成 | プロンプトやモデルを変えたあと、既存のナレッジページを作り直します。対象の種類 のフィルタ(知見 / 要約 / 洞察)、任意のモデル指定、キャンセル、失敗したナレッジだけ再試行 に対応しています。 |
| 知見をまたぐ洞察を発見 | 知見を似たもの同士のクラスタに分けて順にスキャンし、2 つ以上の知見にまたがって現れる共通の洞察を抽出します。すべての知見が一度は視野に入るまで回り、必要な LLM 呼び出し回数は手持ちの知見から計算して実行前に表示されます。途中で停止もできます。 |
使用量
v0.12.0 (2026-05-28) で追加AI 使用量 のダッシュボードです。AI 機能ごとのトークン消費量が見えるので、いまの構成にどれだけかかっているかが常に分かります。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| 期間 | 時系列のトークン チャートの粒度を 日・月・年 で切り替えます。 |
| 合計 | 合計トークン と 想定コスト。想定コストは AI タブで設定したモデルごとの単価から計算されます。 |
| 機能別の内訳 | Graphium のどの部分がトークンを使ったのかを、機能ごとに分解します。 |
| 通貨 | コストを USD か JPY で表示します。1 USD = ¥ の為替レートは編集できます。 |
| コストを再計算 | 直近 90 日分のコストを、現在のモデル単価で計算し直します。 |
サブスクリプションのモデルは別扱いで、Subscription(従量課金なし) と表示されます。トークン単位の課金がないためです。使用量の記録にはデスクトップアプリが必要です。
アプリ情報
アプリの身分証。
| グループ | 何ができるか |
|---|---|
| アプリ情報 | アプリ名と バージョン を表示します。 |
| 更新 | デスクトップ版のみ — Graphium は起動時と 24 時間ごとに自動で確認します。更新を確認 を押せば、その場で確認でき、新しいバージョンが見つかればそのまま更新もできます。デスクトップアプリを参照。 |
ブラウザ版では、更新 のグループは「更新の確認はデスクトップ版でのみ利用できます」と表示するだけです。
