機能ロードマップ

Asterism は 2026 年 6 月から小さなリリースを重ねてきました。このページはその振り返りです。「できること」が変わった節目だけを時系列で並べ、マニュアルの該当する章へリンクしています。全リリースの全変更はリリース履歴にあります。

バージョン表記の読み方 — 各章には、その機能が初めて入ったバージョンのバッジ(例: v0.23.0 (2026-08-28) で追加)が該当する見出しに付いています。お使いのデスクトップ版がバッジより古い場合は、更新すると使えるようになります。ブラウザでサーバに接続して使っている場合は、サーバが配信している版がそのまま最新です。

2026-06 · 土台 — 変換・検査・公開の骨組み

バージョン日付節目
v0.1.02026-06-02最初のリリース。表(CSV)を、AI が下書きした設計に沿って「つながったデータ」に変換し、8 つの罠で検査して、質問する画面から出どころつきで答えを引ける一周が揃いました。答えの数字は、どのデータ・どのファイル・どの取り込みから来たかをたどれます。
v0.1.12026-06-09名前が Asterism に。取り込んだデータは下書きに隔離され、確かめてから公開する流れになりました(公開をやめる・もう一度公開する・削除もここから)。複数のデータセットをまたいだ検索、大きなファイルの取り込みを進み具合を見ながら待てる背景処理、ホーム・データセット一覧・共通の言葉の画面構成もこのリリースです。
v0.2.02026-06-11JSON も置けるように(対応しているファイル形式)。公開済みデータの差し替えと、新しいファイルを足す追記の土台。データセットごとに「確かめられる答え」(人が確認ずみの決まった調べ方)の道具を持てるようになりました。書き込みに利用許可コードが要る安全側の既定もここから(設定画面から貼り付けられるようになるのは v0.7.0)。
v0.3.02026-06-13つながり — 別々のデータセットを共通の値でつなぎ、またいで質問できるように。画面から作れ、組成式の表記ゆれを吸収する正規化と、つなぎ方を複数持てる「視点」(つながりどうしを対応づける)も同時に。公開済みデータに新しい測定分を足す操作も画面に。
v0.4.02026-06-14論文の XML ファイル(JATS 形式)を文の単位で引用できる、文書の取り込み。正規化の手順を自分で組み合わせて、独自の基準を作れるようになりました。
v0.5.02026-06-15Word 文書の取り込みと、議事録をためていく文書の追記。つながりに追加の一致条件(複数の条件がすべて一致したときだけつなぐ)。自分のことばを標準のことばに合わせる土台と、データとことばの全体像の図。画面が日本語と英語に。
v0.6.02026-06-16PDF の取り込み(レイアウトも読みます)。複数のファイルをまとめて置く文書の取り込みと、データセットの名前の変更。

2026-07 · 設計を AI に丸投げしない — 決定論と人間の確認

バージョン日付節目
v0.7.02026-07-14大きな節目。画面全体が新しいデザインに。使う AI を Anthropic・OpenAI・OpenAI 互換から選び、使った分の使用量を見られるように(使う AI の登録)。装置が出力した .txt / .dat をそのまま置けるように。変換ルールを AI が書くのをやめ、人が読める仕様から機械が組み立てる方式へ。設計の骨格を早い段階で人が確かめるゲート、取り込みルールの人間可読化と見直しの履歴、引用 ID をブラウザで開くと公開データが返る仕組み、取り込みの中断と記録もこのリリースです。
v0.8.02026-07-22かんたんモード の登場 — 人が答える問いを絞ったウィザードの骨組み(データを置く〜列の意味を確かめるまで。公開までつながるのは次の v0.9.0)。Excel(.xlsx)をそのまま置けるように。列の意味と単位を確かめる意味をつける画面と、検査で止まったときに AI に直してもらう導線もここから。
v0.9.02026-07-23かんたんモードがためす・公開するまで一続きに。公開したあとで設計を見直す道と、検査で止まった理由を平易な文で出す翻訳。「中身」タブの構造図は、仕様から機械的に作られるようになりました。
v0.10.02026-07-23装置ファイルの先頭にある key=value の条件行を、列として使えるように(仕様の dialects)。かたちを確かめる画面に骨格の図と「AI にもう一度考えさせる」ボタン。ことばの名前のつけかたを機械が決めるようになり、人が接頭辞を考える必要が無くなりました。
v0.11.02026-07-24設計の「弱さ」を欠陥と分けて、消えない場所に平易な日本語で出す気になる点。つながりは AI 無しで候補を出し、人は 1 つ選ぶだけに。同じ列を 2 か所に写していないかの検査。

2026-08 前半 · 手元で動く — デスクトップ版と、質問のチャット化

バージョン日付節目
v0.12.02026-08-12Docker 無しで、1 コマンドで起動するローカルモード。公開したデータセットの検索タグを外部のカタログ(togomcp)へ自動で載せられるように。
v0.13.02026-08-13デスクトップ版 — macOS で、Python も Docker も無しにアプリを開くだけで使える自己完結の .app と、自動更新。かたちを確かめる画面に、その設計で進むとどうなるか(件数・1 件に潰れる行・参照の危うさ)を先に見せる表示。
v0.13.22026-08-14デスクトップ版が Apple の署名・公証つきに。設定画面が Graphium と同じ形になり、「このアプリ」タブでバージョンと更新を確かめられるように。再起動のたびに登録した AI が消える不具合もここで根治。
v0.14.02026-08-14取り込んだ実データが設計どおりの形かを検査し、気になる点に出すように。
v0.14.42026-08-15数値の列を数値として記録するように。型のない数は文字として大小を比べてしまうので、最大・最小・順位が正しくなりました。
v0.15.02026-08-17質問するがチャットに — 履歴の一覧・続けて聞く会話・入力欄(チャットの履歴)。行ごとの種類が値を 1 つも持たない「空の入れ物」の検出。
v0.16.02026-08-17置いたファイルがブラウザの再読み込みで消えなくなり、前回の続きから再開できるように。1 行に混ざった別々のものを別の種類に分ける操作。質問の答えが、データの事実を毎回確かめ直し、文字のまま保存された数を比べているときは注意を出すように(数値の比べ方の注意)。
v0.17.02026-08-17デスクトップ版の更新が、画面上部のお知らせからワンクリックに。
v0.17.32026-08-18デスクトップ版は、チャットと設定をブラウザの中ではなく PC のディスクに保存するように。
v0.17.42026-08-2016 の画面すべてを「かんたん」のことばに揃える一括修正。保存先を変えるときに、今のデータを新しい場所へ移せるように。ことばを標準に合わせる入口がかんたんモードの公開画面にも付き、単位は標準(QUDT)の表記に照合されるように。検査で見つかった欠陥の停止は、人がクリックしなくても機械が押すように。
v0.17.52026-08-21この列は何を測っているかを標準に合わせられるように — 単位が手がかりになるので、項目名が略記でも見つかります。データセットの詳細画面のタブを「答える問い」で切り直し(詳細画面のタブ)。

2026-08 後半 · 意味を先に、ID を後に — かんたんモードの作り直し

バージョン日付節目
v0.18.02026-08-25「項目の意味」は AI に再試行させるものではなく、人が決めるものに。危険な ID(測定した値をそのまま ID にしていて、1 件に潰れうるもの)は、人に見せる前に機械が置き換えるように。
v0.19.02026-08-25まだ取り込んでいない項目を、まとめて操作できるように(この表は 2026-08-28 の「意味を先に、ID を後に」で畳みました。いまは意味をつけるの表で、列ごとに取り込むかを決めます)。
v0.20.02026-08-25相談チャット — 設計中の疑問を、画面を離れずに右側のチャットで聞けるように。
v0.21.02026-08-25相談チャットに、いま画面に見えている列が自動で伝わるように。AI が出した意味・単位の候補は、空欄にだけ表に反映できます。
v0.22.02026-08-26ユーザーマニュアルを 9 章に拡充し、実画面の写真を入れました。設定の「このアプリ」からも更新を入れられるように(手動で確認)。
v0.22.22026-08-27公開したあとで「データの数えかた」(ID のつけかた)を直せるように — 前の ID は引っ越し先を指すので、すでに配った引用から新しい内容にたどれます(引き継げない ID があるときは、公開の前に知らせます。設計を見直す)。右下のボタンが「AI に相談」に。デスクトップ版で裏方が止まったら気づかせて、その場で再起動できるように。ほかの AI が「どのデータセットがあるか」を聞ける道具(find_datasets)。
v0.23.02026-08-28ほかの AI から使う — Asterism 本体が MCP の接続先を出し、Claude Code・Claude Desktop・Cursor などに貼り付ける内容を設定から配れるように。
v0.23.12026-08-28意味を先に、ID を後に — かんたんモードの順序を入れ替え、意味をつけるを先にしました。重複する列は「どちらに残しますか」とその場で人に聞き、「AI にもう一度考えさせる」は作り直しではなく修理になって、画面で直した内容が消えなくなりました。文の強弱(判断・操作・補足・警告)を整理。マニュアルを GitHub Pages で公開し、つながったデータの基礎とデータセットの中のファイルの 2 章を追加。
v0.25.02026-08-29かたちを確かめる画面に「できあがった形」を表示。AI の名づけを標準の綴りに寄せるように。マニュアルに実画面のスクリーンショット。
v0.26.02026-08-29形の図が、動かして眺められる図に。図はすべて同じ描き方に揃えました。

2026-08 末〜09 · 骨格は簡単な判断から — ☑ と図、育つ地図

バージョン日付節目
v0.28.02026-08-31種類を分ける — 同じ ID で数える種類の重複の判定を絞り込み、相談チャットが「この種類を分ける」提案を出せるように。
v0.30.02026-08-31行ごとの種類しか無く「ファイル全体で 1 件」が無い形を機械が言い、「+ ファイル全体の種類を作る」ボタンで直せるように。
v0.31.02026-08-31骨格は簡単な判断から導く — 「他のデータにも同じ表記で出てくる値はどれか」に ☑ を付けるだけのつながりを選ぶ画面を新設し、その答えから機械がデータの形を組み立てて図で確かめる流れに。骨格を AI に考えさせるのをやめました。図の箱を押すと、その種類の直しが開きます。
v0.32.02026-09-01かんたんモードの変換ルールを、AI ではなく決定論で組むように(仕様)。AI が書くのは列の意味だけになりました。
v0.33.02026-09-01図が主役に。質問するがふつうのチャットの形になり、全体像がつながりの画面に常時表示。手順の名前が「入れる・意味をつける・…」の動詞形に。
v0.34.02026-09-02ことばの地図 — 共通の言葉が、データセットがつながるほど育つ 1 枚の図に(この版では不具合で描かれず、実際に見えるようになったのは v0.40.0)。
v0.36.02026-09-02つながりを削除できるように。質問が長引いても「分かりません」で終わらせず、答えまで続けるように。
v0.37.02026-09-02セルの中の JSON(配列・辞書)を、設計の前に自動で展開するように。質問するで、集計や横断の問いに SPARQL を直接使えるように。
v0.40.02026-09-02ことばの地図が実際に描かれるように(v0.34.0 の不具合を修正)。「中身」タブの構造図に、項目ごとの実際の値の例を添えるように。
v0.41.02026-09-02つながりの候補を「種類 › 項目名」で呼ぶように(候補カード)— 同じ名前の項目を複数の種類が持っていても、どの種類の値でつなぐかが分かります。
v0.43.02026-09-03標準のことばのカタログを 111 語から 2,398 語に(2 段階で拡充・EMMO を収録、合わせ方)。
v0.44.02026-09-23データセットの説明(題名・説明・キーワード)の正本を、ファイルではなくストアに置くように。ほかの AI が find_datasets で見つけたときに、説明も添えて返します。入門章の例題を、分野を問わないレシピ表に。

2026-09 末 · 1 件を開いて使う — ワークスペース

バージョン日付節目
v0.45.02026-09-24マニュアルに「更新を知る」— この機能ロードマップとリリース履歴。各章の見出しに、その機能が初めて入った版のバッジが付きました。
v0.46.02026-09-29ワークスペース — 公開したデータを「種類 › オブジェクト › 観点」の順に開いて使う場所を新設。デスクトップ版には見本「世界の国(Gapminder)」が入ります。グラフや表は、言葉で頼むか、選ぶだけで足せます。見せ方も切り替えられます。AI との会話は、ページの横に並ぶパネルで。並べたカードは AI に渡す一式として持ち出せます。つながり — 手がかりに ☑ を付けた列どうしが、公開したときに自動で結ばれるように。別々のデータセットにある同じものは 1 つのページにまとまります。つながりを選ぶ画面の問いは、「名指す番号」と「つながる手がかり」の 2 つになりました。
v0.47.02026-09-29種類の名前を日本語で書けるように — かたちをたしかめるの「名前・ID を直す」で、種類の名前を日本語で書けます。公開される英字の名前と ID は、機械が作ります。日本語の列名やファイル名から作る名前も、ほかと重ならなくなりました。つながり — つながりと、同じもののページの名前が、つないだ項目の名前で出るように。つなげそうな組み合わせには、すでにつながっている組が候補として出なくなり、足せる相手がいるときは「このつながりに足す」で足せます。
v0.49.02026-09-30同じ意味の列は、ファイルをまたいで 1 つの種類に — つながりを選ぶで、別々のファイルの同じ意味の列に ☑ を付けると、その受け口は 1 つの種類になり、同じ値はどのファイルから来ても同じ 1 件になります。かたちをたしかめるの図で箱が 1 つにまとまり、違うものなら「別々の種類にする」ボタンで分けられます。
v0.51.02026-10-07デスクトップ版で Word と PDF が取り込めるように — Word は部品を同梱、PDF は部品を 1 回入れると取り込めます。つながりを図で — 1 件のページで、つながりを図で見られ、窓いっぱいに広げられます。共通のことばの地図に「全体」表示を足し、規模に合わせて見せかたを切り替えます。見直し — 意味だけを直すとき、取り込み直さず公開側の項目名を更新できます。「ためす」に、設計が守れなかった「取り込まない」の列を表示します。
v0.52.02026-10-09全体グラフ — 公開したデータ全体を 1 枚の網で見る画面を足しました。地域や年のような値も点にして、同じ値を使う件がまわりに集まります。色は種類ごとに決まっていて、凡例で押した種類だけに色が付きます。名前が同じ種類は、データセット名を添えて見分けます。
v0.53.02026-10-14「ことば」 — 「共通の言葉」を「ことば」に改め、問いから始めて、データに無い共有のことばを作り、データセットの種類・項目と線で結べるようにしました。問いのないことばは作りません。作る流れ — ④にあった他のデータとつながる手がかり(☑)を③の列ごとに移し、既にある項目への当てはめを付けました。④は番号を選ぶだけになり、候補が少なければ畳まれます。外のツールが書き出した IRI の列があれば、④で ID をそのデータの IRI に合わせられます。⑤で種類を既にある種類の一種にでき、⑥で自分の問いを足せます。
v0.55.02026-10-20AI の選択肢が増えました — GitHub Copilot(サブスク)をキーなしで使えます(デスクトップ版。このパソコンの copilot CLI のログインを使い、プランの枠に数えられます。学生・教員は GitHub Education で Copilot Pro が無料)。Google Gemini もキーを貼るだけで使えます。
v0.61.02026-10-23Graphium と連携する — 設定の「MCP サーバ」タブで Graphium の MCP サーバを ☑ 1 つで繋ぐと、Graphium に置いた表のファイルをチャットの 📎 から取り込み元に選べます。同じ中身の表をもう一度添えると「既にデータセット X の取り込み元です」と知らせます。この PC から添えて公開した表の原本は、取り込み元のサーバにも送られます(同じ中身は増えません・設定で切れます)。ほかの MCP サーバも「くわしい設定」から登録できます。

次のリリース · 作業場

バージョン日付節目
次のリリース(リリース時に記入)ホームが「作業場」に — 左に会話、右に星図 — 最初の一手は「+ データを置く」「? 問いを書く」の 2 つのチップだけ。問いを書くと AI の下書きが星図の上に「提案」の印つきで重なり、「図に入れる」「入れない」「1 件ずつ選ぶ」で返事をして、「N 件を置く」で保存します。矢印を押して A・関係・B を直したり、端をドラッグして付け替えたりもできます。「+ データを置く」は右にかんたんモードが開き、左の会話が列の結びつき(③)や設計の相談を担います。公開すると星が灯り、名前の一致は「結べそうな線」として出ます(星図・データの追加)。
次のリリース(リリース時に記入)知りたいことは、問いから育てる — 6 段の手順をやめ、会話で問いを書いて図に入れて置く流れに。関係は 9 つの述語に広がり(一種・同じもの・量・一部・下げる・上げる・変える)、「知識で答える」問いは「知識 N・データ N」で数えます。各問いに「欲しいデータ」が付き、AI 未設定でも手入力で同じ画面が使えます。決めたことには理由と「AI の下書きを人が確定」の印が残ります(知りたいこと)。「知りたいこと」「データ」の画面は一覧に徹し、ホーム以外の画面だけに右下の「AI に相談」が出ます(相談チャット)。
次のリリース(リリース時に記入)かんたんモードの判断が、用語につながる — 「他のデータとつながる手がかり」の ☑ を意味をつけるに移し、4. は番号を選ぶ(候補が 2 つ未満なら畳む)に。既にある項目・種類との当てはめ提案を出し(受けたものだけが公開のときに関係になる)、ためすで自分の問いを足して「用語へ写す」ことができるように。
次のリリース(リリース時に記入)UI ゼロベース(チャットの一覧/チャット/図) — 画面は 3 領域だけに。話すと AI が問い・概念・関係を図に薄く足し、確認で濃くなります。表は クリップで添えて 確認で公開、点を押すと文・来歴・戻す、「…を見せて」で表、「…答えて」で出どころつきの答え。ナビやページは無くなりました(はじめる・図)。

これから

開発中の項目と次の一手は、リポジトリのdocs/ROADMAP.md(開発者向け・実行状態の記録)にあります。このページに載るのは、リリースされて「できること」が変わったものだけです。