つながり — 別々のデータを共通の値でつなぐ仕組み v0.3.0 (2026-06-13) で追加

つながりの画面はありません。ここでは、残っている仕組みだけを説明します。

つながりとは

別々のデータに同じ値(試料名・組成など)があると、それを手がかりに両方をまたいで質問できるようになります。これが「つながり」です。作るときに AI は使いません。実際の値どうしを機械的に突き合わせて、共通の値を見つけます。

つなぎ方は 1 つに限りません。同じデータどうしでも、別の手がかり(組成でつなぐ、著者でつなぐ、など)で新しいつながりを増やせます。

表を添えると自動で結ばれる

表を クリップで添えると、返事に「列の結びつき」が出ます(「列「price」は「価格」と同じもの」など)。「結ぶ」を選んだ列どうしは、値が重なっていれば、承認で公開したときに自動で結ばれます。手作業は要りません。

  • 名前が既存の用語と完全に一致した関係は、公開のあと、機械の手番として同じチャットに出ます。「承認」で確定し、「取り消す」で見送ります
  • 結ばれた結果は、図のつながりの点に出ます。押すと「つながり」の 1 枚が開きます(参加している種類が並びます)
  • 値の重なりを探すのは機械で、AI は使いません。AI に渡すのは列の見出しと型だけで、値は渡しません
表を読んだ返事 1 枚(何の表か・ID・列の意味・結ぶ/結ばない)

同じものは 1 つのページ v0.46.0 (2026-09-29) で追加

結ばれた列が指す対象は、データセットが違っても 1 つにまとまります。同じ対象のページが 2 つできることはありません。まとまったものは、チャットで「…を見せて」と書くと、つながっているデータセットの記録が表で返ります(見る)。

同じ値とみなす基準(正規化)

表記のゆれをどこまで同じ値として扱うかの基準です。画面で選ぶ場所はなく、仕組みとして残っています(サーバの API から指定します)。

基準内容
そのまま一致表記が完全に同じものだけをつなぐ
大文字・小文字を無視FeO と feo を同じとみなす
空白の違いを無視前後・連続する空白の違いを無視する
全角・半角を揃える全角・半角や互換文字の違いを無視する
ゆるく一致大文字小文字・空白・全角半角をまとめて無視する
組成式として揃える添字や空白の違いを吸収する(元素の並び順は区別)
組成式+元素順も揃える元素の並び順が違っても同じ組成として扱う
カスタム手順(プリミティブ)を自分で組み合わせて基準を作る

組成には大文字・小文字を無視する基準は使えません(Co と CO は別の元素なので、同じ値とみなすと間違った一致になります)。

追加の一致条件 v0.5.0 (2026-06-15) で追加

つなぐ概念だけでなく、複数の条件がすべて一致したときだけつなぐ、という指定も仕組みとしてできます(これも API から指定します)。たとえば「組成」かつ「結晶系」が両方一致したときだけつなぐ、といった使い方です。

できたつながりの画面

作ったつながりの画面では、次のことが確認できます。

  • 両方に出てくる値の一致数と、つながっているデータの件数
  • またいで使える道具(この値は何データセットが報告しているか、をその場で調べられます。一致した値どうしの照合そのものは AI を使いません。道具パネルから新しい道具を作るときは AI に下書きさせることもできます)
  • 「最新のデータで作り直す」ボタン(つないだあとにデータを追記したときに押します。公開されていないデータは、作り直しても入りません)
  • 「このつながりを削除」ボタン v0.36.0 (2026-09-02) で追加(確認のうえで、つながりそのもの=結合のグラフと設定を消します。元のデータセットには触れないので、同じ設定でいつでも作り直せます)

追加の一致条件 v0.5.0 (2026-06-15) で追加

つなぐ概念だけでなく、複数の条件がすべて一致したときだけつなぐ、という指定も仕組みとしてできます(これも API から指定します)。たとえば「組成」かつ「結晶系」が両方一致したときだけつなぐ、といった使い方です。

関連

  • データに質問する流れは ask.md を参照してください。
  • 項目名や用語を揃える話は vocab-and-grounding.mdを参照してください。